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薬の飲ませ方・使い方|横浜市青葉区にある内科、小児科、家庭医療-ファミリークリニックあざみ野

薬の飲ませ方・使い方

病気や症状を直接治すための薬は、症状が緩和したとしても医師の指示どおりに服用を続けることが重要です。

特に、抗ウイルス薬や抗菌薬(抗生物質)が処方された場合は、食前(空腹時)に、ほかの薬とは別に単独で服用することをおすすめします。これらの薬には苦みがあるものが多く、食後の満腹時よりも空腹時のほうがスムーズに飲めることが多いためです。

薬の種類と飲ませ方

粉薬

メリット

  • 体重に合わせて適切な量を調整できる
  • 1回分ずつ小分けにされているため扱いやすい
  • ドライシロップは水に溶かすとシロップ状になり、飲みやすくなる

飲ませ方のコツ

  • 赤ちゃんの場合
    ごく少量の水を含ませて小さな団子状にし、頬の内側や上あごに塗りつける。その後、授乳や水分摂取をさせると自然に飲み込める。
  • 粉薬が苦手な場合
    市販の服薬補助ゼリーを活用すると、スムーズに飲めることが多い。

シロップ薬

  • 乳児の場合
    市販のスポイトを使い、舌の上に数回に分けて垂らす。
  • 離乳食が食べられる子ども
    スプーンを使い、少しずつ与える。

⚠ 注意点

  • 内服前に薬をよく振る(成分が沈殿しやすいため)
  • 保存期間を守る(糖分が多く雑菌が繁殖しやすいため、7~10日以上過ぎたものは破棄する)

解熱剤について

解熱剤は、風邪を直接治す薬ではなく、高熱や不機嫌、体力消耗といった苦痛を和らげ、回復を助けるための薬です。

知っておきたいポイント

  • 風邪の勢いが強いと、解熱剤を使っても熱が十分に下がらないことがある
  • 平熱まで下げることが目的ではなく、体が少し楽になったタイミングで水分摂取や安静を促すために使用する。
  • 高熱でも機嫌がよく、水分・睡眠がしっかり取れていれば、必ずしも解熱剤を使う必要はない

座薬の使い方

使用方法

  1. 包装から座薬を取り出し、先端(尖っている部分)にワセリン、ベビーオイル、サラダ油などの潤滑剤を少量つける
  2. おしりの穴にゆっくりと入れる。
  3. 挿入後、1~2分ほどティッシュで押さえて、出てこないようにする。

⚠ 出てしまった場合の対応

  • すぐに出た場合 → もう一度入れ直す。
  • 10~15分後に出た場合 → ある程度吸収されているため、指示された投与間隔よりも2時間ほど早いタイミングで、症状が続いていれば再度使用可

服薬回数の調整について

保育園・幼稚園、学校の関係で昼の服薬が難しいという相談が多くあります。

  • 1日2回に変更できる薬もあるため、医師に相談可能。
  • 1日3回の内服が必要な場合は、
    • 昼の分 → 帰宅直後
    • 夕の分 → 就寝前
      というスケジュールで服用するのが理想的。
  • それでも1日3回の服薬が難しい場合は、医師に相談してください。

保湿剤の使い方

皮膚のバリア機能を維持するため、清潔な状態での適切な保湿が重要です。

塗るタイミング

  • お風呂上がりやタオルで拭いた直後(乾燥が始まる前の5分以内が理想)

塗り方のポイント

  • 皮膚のしわに沿ってすり込むように塗る

保湿剤の種類と使い分け

種類 特徴 おすすめの季節
軟膏 油分が多くしっとり。ベタつきがある 秋・冬(乾燥が強い季節)
クリーム 適度な油分で、伸びが良い 通年使用可
ローション 水分が多くサラッとした使用感 春・夏(湿度が高い季節)

他の外用薬と併用する場合の塗る順番
基本的には**「塗る面積が広いものを先に」**塗ります。
例)ステロイド外用剤と保湿剤の併用保湿剤を先に塗り、ステロイド外用剤は湿疹部分のみに塗る
※ 一部例外もあるため、医師や薬剤師の指示を確認。

点眼薬(目薬)の使い方

正しい点眼方法

  1. お子さんを仰向けに寝かせる
  2. 保護者がお子さんの頭を挟むように正座し、膝で固定する
  3. 目頭に数滴点眼し、瞬きを待つ

⚠ 追加のポイント

  • お子さんが暴れる場合は、もう1人の大人が手足を押さえると安全に点眼できる。
  • 目薬を点眼後、すぐにまばたきさせないようにすると効果が高まる。

まとめ

子どもの薬の服用には、年齢や好みに合わせた工夫が必要です。

  • 粉薬やシロップは、飲ませ方を工夫することでスムーズに服用できる
  • 解熱剤は発熱を抑えるものではなく、体を楽にするために使用する
  • 座薬の使用方法や服薬スケジュールは、生活スタイルに合わせて調整可能
  • 保湿剤は適切なタイミング・種類を選び、外用薬と順序を守って使用
  • 目薬は、保護者が頭を固定しながら点眼するのがポイント

服薬について不安がある場合は、医師や薬剤師に相談しながら適切に対応しましょう。