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くも膜下出血を予防するためには?|横浜市青葉区にある内科、小児科、家庭医療-ファミリークリニックあざみ野

くも膜下出血を予防するためには?

くも膜下出血とは

くも膜下出血は、脳の血管にできた「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」が破裂することで起こる、重症度の高い疾患です。
50~70歳代に多く、男性より女性に多くみられます。

発症すると命に関わることが多く、約3分の1の患者さんが死亡、生存した場合でも約3分の1方に日常生活に支障をきたす後遺症が残るとされています。

突然の激しい頭痛で発症することが多く、迅速な診断と治療が予後を大きく左右します。

 

くも膜下出血の原因は「脳動脈瘤」

脳動脈瘤は、脳の血管の一部が「こぶ」や「風船」のように膨らんだ状態のものです。
一般の方でも数%程度にみられるとされ、多くは一生破裂せずに経過しますが、ひとたび破裂するとくも膜下出血となり、重篤な状態を引き起こします。

脳動脈瘤は破裂する前の「未破裂動脈瘤」の段階で発見し、治療することが可能です。
そのため、発症リスクのある方では、予防を目的とした脳の検査(スクリーニング)を受けるのが有効です。

 

脳動脈瘤のスクリーニングが勧められる方

ご家族にくも膜下出血の方がいる場合

特に、親・兄弟姉妹・子どもなどの第一度近親者にくも膜下出血の既往がある方は、一般の方よりリスクが高いことが知られています。

なかでも、

  • 第一度近親者に2人以上の発症者がいる
  • 若い年齢で発症した家族がいる

といった場合は、スクリーニングを積極的に検討する必要があります。

また、喫煙や高血圧は家族歴のある方の脳動脈瘤の発生リスクをさらに高めます。

多発性嚢胞腎(ADPKD)の方

「常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)」という遺伝性の腎疾患のある方では、一般の方より脳動脈瘤ができやすいことが知られています。

自身にADPKDがある、もしくは家族に既往のある方は、積極的にスクリーニング検査を受ける必要があります。

 

どのような検査(スクリーニング)を行うか

まずはMRIを利用して血管を観察する検査である、「MRA」が行われることが多いです。
放射線被ばくがない、造影剤を使わずに検査できる、身体への負担が比較的少ない、といったメリットがあります。

MRAで診断が確定しない場合は、造影剤を用いたCT検査を行ったり、カテーテル検査を行うことがあります。

一度検査を受け、異常がなかったら絶対安心というわけではありません。
動脈瘤は加齢とともに出現したり、拡大していくことがあるため、ハイリスクと考えられる方では毎年〜数年おきの検査が推奨されます。
多発性嚢胞腎の方では、初回の検査で異常がなくても5年ごとの再検査が推奨されています。

 

未破裂動脈瘤が見つかったら

検査で未破裂脳動脈瘤が見つかった場合は、その大きさや形に応じて治療が検討されます。

未破裂脳動脈瘤のすべてが将来破裂するわけではなく、リスクに応じて治療をするか、定期的な経過観察とするかが判断されます。

  • 動脈瘤の大きさ
  • できている場所
  • 年齢
  • 家族歴
  • 高血圧や喫煙歴

などを総合的に評価し、治療するかどうかを判断します。

 

まとめ

くも膜下出血は重篤な病気ですが、すべての人にスクリーニングが必要というわけではありません。

ご自身がスクリーニング検査を受けるべきか気になる場合は、ファミリークリニックあざみ野でご相談ください。