
出産後の体は、ホルモンバランスの急激な変化や慣れない育児による疲労の影響を大きく受けます。
そのため産後は、さまざまな不調やトラブルが起こりやすい時期です。
たとえば、
- 授乳トラブル
- 悪露がなかなか終わらない
- 気分の落ち込み・産後うつ
- 排泄トラブル
- 痔や便秘
- むくみ
- 慢性的な睡眠不足
など、症状は多岐にわたります。
授乳期に多い乳房・乳頭のトラブル
母乳育児をされている方にとって、授乳は1日に数回から十数回、毎日続く大切な時間です。
その分、乳房や乳頭にトラブルが起こると、心身ともにつらくなってしまいます。
授乳期によくみられる症状には、
- 乳房の張りや腫れ
- しこり
- 赤みや熱感
- 痛み
などがあります。
ご自宅でできるケアのポイント
これらの症状がある場合、次のような対応が効果的なことがあります。
- しこりや張りの強い側から授乳する
- 圧迫授乳(硬い部分を手のひらでやさしく押し、乳首方向へ流しながら授乳)
- 抱き方の工夫(縦抱き・横抱き・フットボール抱きなど)
- 授乳後に軽く搾乳する
※搾乳しすぎると、次回の母乳量が増えすぎることがあるため注意しましょう - 授乳前に温かいタオルで乳房を温める
- 痛みや腫れが強い場合は、部分的に軽く冷やす
無理のない範囲で、できそうなものから取り入れてみてください。
発熱があるときは、迷わずご相談を
インフルエンザや風邪が流行する時期は、
「この熱は乳腺炎?それとも風邪?」とご自身で判断するのが難しいことも多いと思います。
そんなときは、迷わず一度ご受診ください。
「こんなこと聞いていいのかな」
「相談するほどのことじゃないかも」
そう思うようなことでも構いません。
産後の体や心のトラブルは、とても個人差が大きいものです。
気になること、不安なことがあれば、ぜひ当院スタッフにご相談ください。
産後の大変な時期を、少しでも安心して過ごせるようお手伝いします。


