突発性発疹とは
3歳頃までにほとんどのお子さんがかかる病気です。ウイルスによる感染症のひとつで、一般的な風邪と同じく特効薬はなく、自然に治るのを待ちます。
症状
・3～4日くらい38℃以上の高熱が続き、解熱する直前や解熱と同時に赤く細かい発疹が体幹部を中心に顔や手足にもあらわれ、1週間ほどですべて消失します。
・鼻水や咳があまりみられません。
・発疹が出ている間は機嫌が悪いことが多いです。
発疹が出現してはじめて診断が確定するため、発熱時にはふつうの風邪と区別するのが難しいことが多いです。
稀に不顕性感染といって症状が出ずに終わってしまうお子さんや、突発性発疹に複数回かかるお子さんもいます。突発性発疹は、お子さんが生まれてはじめて発熱する原因になることが多く、とても心配になると思いますが、全身状態が良ければ高熱があっても受診を急ぐ必要はありません。
ホームケア
顔色は悪くないか、ぐったりしていないか、水分はとれているか、おしっこは出ているかを観察し、いつもと様子が違う場合には受診しましょう。
通常、発疹はかゆみもなく自然に消失していきます。発疹があっても全身状態が良ければお風呂に入っても大丈夫です。
