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認知症の治療と予防について|横浜市青葉区にある内科、小児科、家庭医療-ファミリークリニックあざみ野

認知症の治療と予防について

認知症の治療と予防について

2023年、認知症に対する新薬「レカネマブ」が発売され、注目を集めました。今から20年ほど前、「アリセプト」という薬が発売された際も、認知症に対する画期的な新薬として同様に注目を集めました。しかし、現在にいたるまで認知症の進行を抑制する効果は認められておらず、現時点でも認知症は治療が困難な病気の一つです。
認知症は進行性の疾患であり、進行のスピードが抑えられたとしても上向きに改善するわけではないため、たとえ薬が効いたとしても、その効果を本人やまわりが気づくのはなかなか難しいでしょう。

良いニュースもあります。欧米ではアルツハイマー型認知症の発症率が減少に転じていることが報告されています。 その理由はまだはっきりわかっていませんが、血圧やコレステロールといった心血管疾患に対する危険因子の予防がすすんでいること、義務教育が広く行き渡るようになり、教育水準が上がったことなどが考えられています。そのため、現時点で認知症予防に対する最大の対策は「高血圧などの生活習慣病をしっかりコントロールすること」です。

いったん発症した認知症は、現在の医療技術をもってしても治療することが困難です。認知症に対して現時点で医療ができることは主に以下の3点に限られます。

①治療できる認知症を見分け、診断を確定させる
②適切なサービスにつなげる
③周辺症状(暴言、徘徊、幻覚など)に薬で対応する

「進行を少しでも緩やかにするために身体活動を維持する」「その人らしく生きるために生活環境を整える」といった目的を達成するのに必要なのは医療ではなく、介護サービスです。

地域のかかりつけ医から紹介を受け、適切な介護サービスとつながり、生活のサポートを整えていく必要があります。 当院では認知症の診断から介護サービスとの連携、在宅医療にいたるまで、かかりつけ医としてサポート体制を整えております。お困りの際にはいつでもご相談ください。