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手足にできるイボ〜尋常性疣贅とは?|横浜市青葉区にある内科、小児科、家庭医療-ファミリークリニックあざみ野

手足にできるイボ〜尋常性疣贅とは?

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、皮膚にできる小さなイボで、ウイルス(ヒトパピローマウイルス:HPV)による感染で発生します。
HPVといえば子宮頚がんの原因となるウイルスですが、尋常性疣贅の原因となるHPVは型が違うため、がん化はしません。

主に子どもや若年者の手の指や足の裏に見られますが、大人や高齢者にできることもあります。

 

イボができるしくみ

小さなキズやささくれ、乾燥した皮膚などにHPVが侵入して感染し、皮膚の細胞が過剰に増殖してイボを形成します。
イボは円形で小さくて盛り上がり、ざらざらしています。中心に点状出血がみられるのが特徴です。

痛みはほとんどの場合ありませんが、場所によっては痛むこともあります(足の裏など)。

人にうつることはまれですが、自分のイボをかくことで他の部位に広がる(自己感染)ことがよくあります。

 

治療法

多くのイボは半年〜2年程度で自然に消えることが多いですが、気になる場合は治療を選ぶことができます。

液体窒素による凍結治療

イボを凍らせて壊死させる治療。凍結後にしばらく痛むことがありますが、効果は高めです。

サリチル酸(スピール膏)などの外用薬

イボに貼ることでイボを柔らかくし、少しずつ削って除去します。液体窒素と併用できます。

 

尋常性疣贅はウイルスが原因の良性の皮膚病変で、自然治癒も期待できますが、見た目や痛みが気になる場合は治療することができます。気になる方は一度クリニックでご相談ください。